万年筆

〈レビュー〉ペリカンm600の書き味は?サイズや使い心地についても!

スーべレーンM600 実際の使用感について

①全体
金・白・ピンクの組み合わせですが、非常に上品さを感じられる色合いです。
軸はピンクですが深めのピンクで落ち着いた印象で、白と金がさらに雰囲気を和らいでくれていて非常に上品な仕上がりになっています。筆記欲と所有欲を高めてくれること間違いなしです。

②本体
キャップはネジ式になっています。クルクルとキャップを取るとペリカンの美しいペン先が
現れます。首軸部分も白になっており、その先のゴールドのリングが全体のデザインを
締めている感じでいいですね~♪

③ペン先(正面)
ペリカンのペン先は本当に美しくてずっと見ていても飽きないですね。
バイカラーのペン先にペリカンのロゴが入っており大きさも程よいです。
とても存在感があります。
素材は14金ですが非常に弾力がありとても滑らかに筆記をすることができます。
しかし筆記が強めの人は柔らかすぎると感じてしまい、逆に書きにくい場合もあるかもしれません。

④ペン先(横から)
ペン芯はとてもふっくらとしていて、ペン先がより大きく見え存在感を増しています。

⑤ペン先(裏から)








⑥ペン先(先端から)
ペン先の形状は平らでよくしなり柔らかい筆記感を生んでいる。

⑦吸入方式
吸入方式は尻軸をクルクル回してインクを充填する吸入式になっています。
吸入式の万年筆は内部にインクを溜めるタンクがあるのでインク容量が多く、
筆記を多くする人にとってはもってこいです。
難点はちゃんとインクが入っているかわからないところです。
それの見極めは吸入するときの音です。
クルクル回しているときに空気を吸い込んだようなギュルギュルという音がしていれば
ちゃんと中にインクが入っていない証拠です。
その音がせず、スムーズに回せていたらしっかりとインクが入っています。








⑧キャップ
クリップは定番のペリカンのくちばしになっています。
白のキャップにゴールドのクリップがよく映えています。
キャップだけでも非常に上品さがあります。

⑨天冠
これも定番のペリカン親子のロゴが刻まれています。

⑩キャップリングキャップリングには〝PELIKAN SOUVERAN GERMANY”という刻印がされています。
またキャップリングの上にもうひとつリングがあることでより引き締まった感じがでていると思います。








⑪筆記時(キャップなし)

実際に手に持った感じです。軸の太さは太すぎず程よい大きさです。
軸も手に吸い付くようにしっとりとしていて持ちやすいです。
また重さも20g程とちょうどよいので書いていても重さで疲れることはありません。
筆者は男性で手の大きさが中指の先から手首まで22cmほどありますが、キャップなしでも全く問題なく筆記ができます。
サイズ感、重量感、質感ともに申し分なく書き心地が良いです。

⑫筆記時(キャップあり)

後ろにキャップをつけるとこんな感じです。
キャップを後ろにつけるかつけないかはその人の筆記時の持ち方によって大きく違ってくると思います。
ペン先を立て気味にして書く人はペン先の近くを持って書くと思うので、キャップを後ろにつけると重心がかなり後ろにいってしまうのと、サイズがかなり長くなってしまうのでバランスが悪く書きにくくなります。
逆に寝かし気味で書く人は首軸より後ろ側を持って書くと思うので、キャップを後ろにつけていても違和感なく筆記をすることが出来ると思います。サイズ的にも重心的にも問題ないです。

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