万年筆

〈レビュー〉ペリカンm600の書き味は?サイズや使い心地についても!

どうも!
万年筆マニアのこうちゃんです!

万年筆って持っているだけで嬉しくなりますよね。
机にお気に入りの万年筆を並べて眺めるのもいいし、いろんなインクを試して楽しむのもいいし、楽しみ方は無限にあると思います。

今回はその中でも軸のストライプ柄が本当にきれいな、
ペリカンスーベレーンM600ピンクについてレビューしていきたいと思います。

  • M600ピンクのスペックは?
  • 2015年の特別生産品
  • バランスがとても良い
  • M600の書き味は?
  • 実際の使用感について(写真あり)

についてまとめてみました。

スーベレーンM600はバランスがとても良い

ペン先の素材が金かスチールであるかは別として、万年筆を使うにあたって重要になってくるのがサイズ的な問題だと思います。
大きすぎる(小さすぎる)、重すぎる(軽すぎる)、重心の位置等いろいろありますが、
M600はすべてがちょうどよい絶妙なバランスに設計されていると思います。

M600はスーベレーンシリーズの中で中間に位置するモデルです。
前後にM800とM400があり、その比較としては以下のようになります。

M800
・サイズ(収納時):約142mm(約8ミリ程大きい)
・重さ(収納時):約28g(約10g重い)
・軸径:約13mm(ほぼ同じ)
・タイプ:男性向き

M400
・サイズ(収納時):約127mm(約6ミリ程小さい)
・重さ(収納時):約15g(約3g軽い)
・軸径:約12mm(約1mm細い)
・タイプ:男性女性どちらでもOK

M400とでは軸径の差が約1mmしかありませんが、実際1mmでも違えば持った時の印象はガラリと変わり握った時のフィット感がずっと増します。
軸径13mmは太すぎず細すぎず、絶妙な太さ加減なのです。なので男性でも女性でもどちらでも使いやすいと思います。

ペリカン万年筆の重心は基本的には尻軸寄りに設計されています。
それはアルファベットを書く前提として設計をされているからです。
日本語では特に漢字ははね・とめ・はらいなどの要素があり重心が尻軸寄りでは書きにくいため基本的にはペン先寄りに設計をされています。
ただ、とは言うもののM600が日本語が書きにくいかと言うとそうではありません。
確かに重心は尻軸寄りですがそれを絶妙なサイズ感がカバーしているので実際には中心に重心がある感じがします。それがなんとも言えない筆記感を生んでいるといっても過言ではないでしょう。また軸の素材であるアクリル樹脂の感触はとてもしっとりしており、手に吸い付く感じがあり握りやすいです。

そして、あくまで個人的な見解ですが万年筆の重さとしては20g前後がやはり使いやすい重さになってくると思います。まさに重すぎず軽すぎずといったところです。
重すぎる場合、筆記をしているとすぐに手が疲れてしまいます。
逆に軽すぎると手に力が入ってしまい、これまた疲れてしまいます。

以上のことからM600は非常にバランスの取れた使いやすい万年筆であると思います。

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